6月

平成21年度 五ヶ瀬風の子自然学校 活動記録 6月

6月2日  メ・メ・メンコ〜やーい!
ここ最近、低学年から高学年・男子も女子もみんな熱くバトルしている“メンコ“が、見当たらず・・・み〜んな、
「ねぇねぇ、メンコどこぉ?」と探しまくり、2〜3日・・・必死で探すけれどもやっぱり無い! 
なぜ? 
あ、そういえば最近チラシ(風の子ではチラシ・新聞紙・カレンダーの紙のみで遊んでいる為)の中に積み木や、ビー球、トランプなんか入れちゃって、これまた丁寧に包んであって・・・危うく捨ててしまう所だったなぁ。と思い出し、子どもたちに聞いたところみんなで「しらーん、分からん」との答え、
ん〜かに女の子たちのままごと遊びのなかでのことだったかなぁ と思い、女の子に聞いても分からない。

ならば、これを!と新しいメンコを出すと、「エェ〜!これ、だめなっちゃんねぇ〜」  なぜ?
子どもたち曰く紙が分厚過ぎるとか、遠山の金さんじゃない!  

え・・・金さん?(‐。‐;)とか、手に馴染まん!とか・・・

確かに 手には馴染んでないかもしれんけど、でも、前あったのよりしっかりしてるし、いっちゃないとぉ?

しかし、子どもたちには不評! でも前のはだいぶん使い込んでて、投げるときもヘラヘラ〜で、金さんも
あまりのヨレヨレ〜で、金さんから水戸黄門のようになってたし!!!
そこまで言うんだったら、ゴミを探そう!とゴミを見に行くとすでに ない・・・
これは、みんなやっぱり、おかたずけをしっかりし直さなければいけないよね!!と、しっかりお話しをしました!
出した物はきちんと、もとの位置にかたずける。
基本的なことを再度スタッフも気を引き締めて伝えなければいけないなぁと痛感したところです。
ところで、なぜあんなに“金さん”にこだわっていたのか???    byゆみこさん



6月12日  ももの種?
「みて見て!」  「匂って!匂って!」  「良い匂いせん?」
と、2.3人の女の子たちが学校から帰ってきて、手のひらの中の1粒の実を見せてくれました。

どらどら? と覗き込んで見てみると1センチくらいのオレンジ色した熟した木の実がありました。
匂ってみると、ほんといい香り〜☆ あまずっぱくて“もも“みたいな・・・。

「これ、なんだろうね? 梅の実が熟しているんじゃなぁい?」と私が言うと、
「えぇ〜 違うって!こんなに良い匂いがするっちゃけん、梅じゃないせん?絶対、おいしい実がなる木の実だって!」
と、子どもたち。

「そうかもしれんねぇ!」とニコニコと私が答えると、しっかりと宿題を終わらせ、急いで外に出たかと思うと土のある地面で何か一生懸命に、ああでもないこうでもないとやっています。

「ゆみこさ〜ん!来て来て〜!」お!何でしょう? と見てみると、「あんね、ここにあのタネを植えたよ!」との事
「あぁ、そうなんだぁタネを植えてたんだね、楽しみだねぇ」すると子どもたち

「うん!あのね、ここに植えたらここで実が生るたい、そしたら、桃栗三年柿八年ってゆうじゃろ?じゃけ、“もも“だったら3年くらいで実が生るたい。そしたら私たちが5年生になったら食べられるごつなるけん!そして、みんなのおやつにしていいけん!!」と・・・

そっかぁ、なんてやさしいんだろう。かわいいなぁ。なんて思ったりしていると、この子たちが5年生か・・・と想像したりすると
なんだかそれだけでウルウル(;‐;)きてしまいました。(年のせい?)

本当にみんなやさしくて、かわいいなぁ。と思うのでした・・・。

高学年のこどもたちも、下級生の子どもたちを交え、とても良く遊んでくれます!
これって、とってもいいことで、本当は、よそでは無いとても素敵なことなんではないでしょうか?

はてさて、あの実が“もも“なのか、どうなのか? 
他の子どもも気になるやらで、毎日のように掘り返されている(^‐^;)あの“実“が芽吹くのか・・・

乞う御期待!!
                                          byゆみこさん




6月12日  メロンにウキウキ♪
もも?に引き続き、果物ネタですが(笑)

ブログに更新しよう!と思いつつ、忙しくて、もう10日も前の出来事になってしまいましたが、
先日、風の子自然学校に来ているMちゃんのお家から、おやつの差し入れを頂きました!

おやつの正体は、ズバリ、『メ・ロ・ン』♪♪

何という名前のメロンなのか聞きそびれてしまったんですが、
黄色い皮の、大人の顔くらいの大きさのメロンを
ありがたいことに、2玉もいただきまして。

こりゃ〜…子ども逹が興奮しないはずがありません!!!

まだ宿題が終わらず勉強をしている子がいれば、
宿題が終わって、外を走り回っている子もいましたが、
「みんな、食べるよ〜!」という、ゆみこさんの掛け声に、
ワラワラと一気に群がる子どもたち。

写真を見ていただければ分かると思いますが…
まるで、甘い砂糖を見つけたアリさんのようです(*≧m≦*)

『●●くんが2個食べた!ずるい!』という声が聞こえてきたり、
『おかわりあるの?』『ねぇ、おかわりまだ?』としつこくスタッフに聞いてくる子、
さっき食べたはずなのに『まだ食べてないヨ』と、しれ〜っともらおうとして、
まわりの子から怒られている子。

いろんなドラマがありましたが(笑)
み〜んなニコニコ顔で、ほおばっていました♪

嬉しい差し入れを、どうもありがとうございました!!                          byさよ



6月29日  子どもたちからの表彰状
いつものように子どもたちと室内で遊んでいると…

『ねぇねぇ、さよさん、ちょっと来て〜!』 低学年の女の子2人に、部屋の隅〜っこに、呼び出されました。
2人とも、何やらニヤニヤ顔で、手には、A4サイズほどの紙を1枚ずつ握りしめています。

…私、何されるんだろう?(^▽^;)と思いつつ、2人のそばに近寄ると、私の耳元で、
『これ、1人で見てね、絶対誰にも見せちゃダメだよ!!』と、握りしめていた紙をコソッと私に渡してきました。

何だか恥ずかしそうにしている2人に『うん!わかった!』と返事をして、すぐさま事務所の隅でこそっと見てみると…

それは、2人がそれぞれに書いてくれた、『子どもとがんばり賞』と書かれた表彰状でした(*≧▽≦*)

”子どもたちと、たのしくいっぱいあそんでくれました。これからも、たのしくいっぱいあそんでください”
”子どもといっしょにがんばりました。よって、ここにしょうします。”

そう書かれていた、表彰状。

すご〜くすご〜く嬉しくて、私の大事な書類を入れている引き出しに、大切にしまっています。
そして、元気が出ないときには、こっそり眺めてパワーをもらっています!

子どもたちの優しさに、心がほっこり温かくなった出来事でした♪♪                    byさよ



6月30日  可哀想なでんでんむし…
数日前、ある男の子が、学校から帰ってきて大事そうにある物を見せてくれました。

けっこう大きな、ん〜 5センチはかるくある大きさでした。
そう、でんでんむし。ё◎/ 

「うわ〜大きいねぇ!」とおどろくと、「うん。おおきいせん!」と子ども。
「でも、中に入れたらだめよ。勉強の部屋にも、もっていったらいかんけねぇ。外か、何かにいれといてね。」と
私は促し、わらわらと帰ってきた子どもたちのお世話に励むのでした。

その日は天候も悪く、自ずとして狭い部屋が、勉強が終わった子どもたちに埋め尽くされ、所狭しと、トランプやオセロ、ウノなどで賑わいはじめてしばらくすると

「うぅ・・あぁ〜!!!」と私の横で奇声・・・

子どもたちに呼ばれ、あっちの部屋こっちの部屋と行ったり来たりしていた“かずやん”でした。
「ゆみこさん!俺、なんか踏みました!!何ですか!?何ですか!?」
見てみると、それは、そうです。あの子が大事に持って帰ってきた・・・ でんでんむしё◎/  でした。

みごとに踏まれて、ぺっしゃんこになったでんでんむし。

「だから、言ったでしょう!!!(‐‐#)」 ○○く〜ん!!でんでんむしが・・・

「えぇ〜俺ここにおいといたのに・・」 ここ って・・お道具入れの棚?

・・・あのねぇ でんでんむしも生きている。ということは、動くよね? だから一生懸命にここまではって来てたんじゃない?

見るも無残な姿になったうえに、子どもたちからも「いやぁ〜!うえぇ〜!」と言われたでんでんむし・・・
ごめんねぇ。ちょっと前まで「みせて!みせて!さわらせて!」って人気物だったのに・・・

足の裏をベタベタさせ、殻の破片を床にひっつけながら歩いて行くかずやんの後を、拭いていきながら
「あ〜ぁ、ここにつれてこられたばっかりに・・・」
みんな!生きているものを、捕獲したときは、♪よ〜く考えよう!!いのちはだいじだよ〜!!♪
です!!

その後、大事に葬られました。                                                byゆみこさん