平成21年度

第3回 焼畑サミットin大分

森 森
九州農政局/農村コミュニティ再生・活性化支援事業

森
 
第3回焼畑サミットin大分
〜よみがえる「農」と暮らしのかたち〜

開催日:平成21年11月13日(金) 10:00〜17:00
●場 所:大分市コンパルホール1F文化ホール
参加費:無料
●主 催:総合地球環境学研究所 プロジェクト『農業が環境を破壊するとき』(里プロジェクト)

<サミットの流れ>
10:00 開会挨拶
10:10 T基調講演
     ●「九州山地の焼畑民族−循環と再生の思想」
     ●「火のある暮らしが新しい−大分の思い出」
11:20 座談会「火と現代の暮らし」
12:00 休憩
13:00 U報告「山がよみがえる、山とよみがえる」
     ●「焼畑再生奮闘記」
     ●「アフリカの焼畑の現状」
     ディスカッションT
13:45 ●「火を守る−山焼き千年持続の秘訣」
     ●「森林・草原を生かすこと−新たな水土の知を目指して−」
     ディスカッションU
14:30 休憩
14:45 Vシンポジウム「大分発:いま再生される農と暮らしのかたち」
     問題提起
     ●「これからの大分の農が目指すもの」
     ●「柚子を用いた過疎地域の再生モデル」
15:35 パネルディスカッション
17:00 閉会挨拶


【参加した感想】
 むかしの「農」を考えるというテーマのフォーラムだったが、日本に古くからある焼畑という伝統文化にとても興味を持てた。循環と再生の思想はまさに今現代が失いつつある大事なものではないかと思う。

 特に、お話の中にあった日本人が失くしてしまった「待つ力」。現代では何でも(例:新幹線、食事、携帯電話など)早く、早くという傾向があり、「待つ力」を失った結果、今のような日本になったというお話にはとても興味を持った。

 しかし、焼畑というとても「待つ力」を必要とする農法が今現在でも無くならないのは、人間がどこかで失ってはいけないと感じるものがあるからではないか。

 とても貴重なお話を聞けていろんなことを考えさせられるフォーラムだった。


<フォーラムの様子>

開会挨拶(大分県副知事)

基調講演(エッセイスト:麻生 圭子)

座談会(野本寛一×麻生圭子)

パネルディスカッション(計6名)