●コメント
夏休みも中盤を迎え、大人もぼちぼち夏休みに入っているようで、今日は親子での参加が3組ありました。
真夏とはいえ源流の標高が1600mありますから、水はかなり冷たく感じます。しかし、私たちカワジンは毎日この冷たい水に浸かっているので、感覚が麻痺していて気持ちい〜としか感じません。人間のすごさ!です。人間とは環境に慣れる生き物なのです。五ヶ瀬町のカワガキたちも同じです。
都会からの参加者はこの冷たいに水に入るまでにちょっと時間がかかりますが、五ヶ瀬のカワガキは全く躊躇せずいきなり入って行きます。それこそがたくましい生命力!私がこの体験で子どもたちに伝えたい部分です。
冷たい水に浸かりながらも泳いだり、魚を見たり、魚を突いたり、冷たいけれども楽しいから我慢をして遊ぶ!川原では石がゴロゴロしていて歩きづらい、川の中を歩けば靴の中に砂利が入って痛い、でも楽しいから我慢して遊ぶ!そうやって遊んでいるうちに我慢を身に付けるのではないでしょうか?
昔はそれを日常の遊びの中で体験できていましたが、人工物で固められた川は危険が多くなり、農作業や魚捕りなど仕事をしながら監視をしていた大人たちは会社で働くようになり、子どもたちは社会の変化とともに日常的な自然体験ができなくなってしまったのです。生きる力をつける教育!その一つの手法が自然体験なのではないでしょうか?
今日も子どもたちは清流五ヶ瀬川に抱かれて、少しだけたくましくなりました。
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