20年度

森 森
九州農政局/農村コミュニティ再生・活性化支援事業

森
 

ブランド米検討会 研修会
米の現地視察

第1回
地域産業マネージャー研修会

   



開催日:平成20年6月26日(木) 午後7:30
●場 所:宮崎県西臼杵郡五ヶ瀬町大字鞍岡「五ヶ瀬自然学校」内

●参加者:米農家(篠原作弘、興梠美代喜、藤本俊夫、馬原 隆 )
     役場地域振興課(飯干、小迫)
     NPO法人五ヶ瀬自然学校(杉田英治、砥上宏志、野上卓哉)
●内 容:九州のムラ市場の中野さんを招き商品を販売する側より話を伺い、今後につなげていきたい。

・中野さんより九州のムラ市場を作った経緯などが話され、 当初生産者と一緒になって作る市場な  どなかったため、全国の評判になり取材などがあったこと。
・ 当初は生産者が店に来て販売もしていたが、九州各地から大変なこともあり2年目以降は来れる 時に来ていただく形をとっている。
・ 商品はすべて買い取りで販売している。
・ 九州のムラ市場では、経費として18%をいただいている。
・ あくまでも生産者のための市場です。
・ 現在ネットワークは800以上になってきている。
・ アンテナショップとは、個人のアンテナショップ・グループのつながり。
・ 市場に生産者が出向いての出店・販売はいつでもOKである。 
・ 出店料は、10万/1日 1日だいたい60万ほどの売り上げがある。出店料などは相談していく。
・ 4億年の大地米、今年600kg/一か月で完売した。

 

[今後どのようにしていくか、売り場からの視点でのお話]
・九州のムラ市場オープン時、3,000個/1日 一個180〜230円で売れた。
・ 土日は行列ができ、当初のお米は一か月で完売した。
・ 今後は、おにぎり以外も販売したい。
・ 米は延べ15種類を扱っている。
・ ジッソケイリュウ米 鹿児島(モチモチ感) 700円/k
・ 吉田米 阿蘇 (普通・無農薬) 800円/k
・ ホタル米 熊本(4億年に近い)600円/k
・ おいしくて、安定供給できればそのくらい売れる。
・ お客は2〜3kgの米をいろいろ選んで買って帰って、自分の好みの米を選ぶ。
・ 消費者が選ぶ時代。食味がないと売れない。ふるい落される。
・ 価格は消費者に決めてもらう。(本当においしいものは、高くても買う)
・ ふつうは、売上の35%の荒利。

◎生産者が、原価の意識を持つことが大事です。いくらだったら米生産に見合った
価格かを自分たちではじき出してみる。
売価を見ておく。売価で自分の米の価値を知る。

[今後、生産高がどのくらいできるのか。]
・何t出来てそれをどこにどう売るかを考える。JAとの差が見えてくる。
・年間1.5t〜2.0tは九州のムラに出す。
・ 九州のムラ市場から初めて、販路を広げていく。⇒ブランド化になっていく。
・生産者と消費者の信頼関係が見えてくる。
・ 4億年の大地⇒評判がいい。ワレ米がチョット多い。黒い所があった。水の調整が難しかった。
・ 実際に取り扱ったら、消費者などの声をそのまま伝えます。

[生産者]
・今までの価値観を変えていかなければできない。
・ あと10年早かったらと思う。
・ 後継者がいない。

[中野]
・あきらめてはいけない。他地域の取り組みも話していただく。
・新規就農者が絶対いる。
・実際何t出来るのか。
・ブランド米(4億年の大地)味と品質を継続すること。
・生産者間で最低限の統一をはかること。(栽培方法など)
・生産者の名前まで出す。
Q.もし出すとしたら何t出すのか?⇒A.何tから出せるのか決めてほしい。
Q.30kgを30袋〜40袋?⇒A.1〜2t。お客さんから直接注文が来ることもある。


[ヒゾエ地区生産者10名位]
・ 年間14,000袋位 内60%はJAに。
・地元としてどういう風にしていくか?
・消費者との交流・イベント・体験
・ いくらでもありますではなく、限定品にする(客をその気にさせる)


<研修会の様子>